特許 健康、医療、福祉機械エレクトロニクス 目標3.すべての人に健康と福祉を システムデザイン研究科
スマホ指疾患の診断デバイス – 簡便な方法で診断が可能に –
掲載日:
スマホ指、健康福祉器具、整体、療術
どんなシーズなの?
携帯電話やスマートフォンの長時間の使用により、いわゆるスマホ指と呼ばれる症状が引き起こされることがあります。スマホ指は、反復性疲労損傷(RSI)の一種で、繰り返しの動作による軟部組織の損傷により、指や手の柔軟性に悪影響を及ぼし、痛み、こわばり、脱力感、けいれん、腫れ等の症状が現れることがあります。スマホ指が慢性化すると、手の動きが大きく制限されて日常生活に支障をきたす恐れがあるため、症状が現れていない軽症の段階で対処することが重要な一方、隠れたRSIを発見することは困難でした。
発明したデバイスを使用することにより、簡便に手の状態を評価することで、早期のスマホ指発見と適切な治療に役立てることが出来ます。
こんなことに使える!
デバイスを親指と人差し指で挟んで握るだけで簡便に判定が出来ます。医療現場や療術現場で、スマホ指の早期発見に役立てることが出来ます。
こんな研究室です!
健康福祉用具の開発のためには、人間の筋骨格特性と身体運動特性を知り、その特性と機器用具の動力学特性との力学的相互関係を理解することが重要です。これらの知見を応用し、科学的根拠に基づいた新しい健康福祉用具の開発に取り組んでいます。
研究者
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長谷 和徳 教授
- システムデザイン研究科
発明の名称
手の状態を評価する状態評価装置
番号
特願2023-133225
関連文献
日本機械学会 2023年度年次大会/指の圧力と振動によるスマホ指の診断に関する研究 (atlas.jp)