大学院生の方へ

博士後期課程支援事業

事業概要

本学では、2020年度から文部科学省「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」、2021年度から科学技術振興機構「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択され、2023年度から上記2事業を一体化し、博士後期課程の学生に対し経済的支援とキャリアパス形成支援等を行っています。
2024年度以降は、科学技術振興機構が公募する「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択され、両事業の主旨を継承しつつ、さらに発展させた新事業「領域リフレーミング(Arena Reframing:AR)双対型博士人材育成プロジェクト」を実施する予定です。
そして、この「領域リフレーミング双対型博士人材育成プロジェクト」に強化分野として次世代AI分野へと方向を展開できる人材を育成する「次世代AIを志向した領域リフレーミング(Arena Reframing:AR)双対型博士人材育成プロジェクト」を実施する予定です。
本プロジェクトと並行し、独立行政法人日本学術振興会特別研究員への申請を促進することを目的とした「博士研究力強化支援プロジェクト」も実施する予定です。

各プロジェクトの詳細は以下のとおりです。

マテリアル革新を目指した次世代「双対型」人材育成フェローシップ(2020年度~2022年度)

本学は、文部科学省の「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」に採択され、2020年度より「産学官で活躍できるマテリアル革新を目指した次世代「双対型」人材育成フェローシップ」を実施しています。
当該プログラムでは、本学の強み分野であるマテリアル分野とその関連応用分野を専攻する博士後期課程の学生を対象に、当該分野の深い専門的知見による卓抜した一点突破能力に加えて、専門分野以外の関連する学術・技術分野との連携による学際的視野を兼ね備えた「双対型」の能力を持つ人材の育成を目指します。研究に専念するための経済的な支援の他、個々の能力や適性を踏まえて高度な博士人材としての多様なキャリアパスに対する経験の場を提供します。具体的には、研究力強化に係るイベント・WSを実施します。また、各界で活躍する企業研究者等の外部メンターの配置、海外インターンシップ派遣等を通じ、様々なキャリアパスに接する場を提供しています。

多視座を涵養する「双対型」人材育成プロジェクト(2021年度~2022年度)

本学は、JSTの「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択され、『多視座を涵養する「双対型」人材育成プロジェクト』を、2021年度より実施しています。
当該プロジェクトでは、専門分野の深い専門的知見による卓抜した一点突破能力に加えて、専門分野以外の関連する学術分野との連携による学際的視野を兼ね備えた「双対型」の能力を備え、特に「異分野との対話」により多視座を涵養し、広視野、コミュニケーション力、主体性を持つ博士人材の育成を目指します。多視座を涵養するために、プロジェクトでは研究に専念するための経済的な支援だけでなく、個性に応じたキャリアを提示することで、博士後期課程学生の研究力強化とキャリアパス支援の拡充を図ります。具体的には、異分野との対話の場に資する各種講義やイベント・WSを実施し、異分野理解の土壌を整えます。さらに、各界で活躍する企業研究者等の外部メンターの配置、海外インターンシップ派遣等を通じ、様々なキャリアパスに接する場を提供しています。

「双対型」人材育成(FS-SPRING)プロジェクト(2023年度)

本学は、2023年度より、JST「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業(FS)」及び「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の2事業を一体的運用しています。
当該プロジェクトでは、自身の専門分野の深い専門的知見による卓抜した一点突破能力の養成に加え、専門分野以外の関連する学術分野との連携による学際的視野を兼ね備えた「双対型」の能力を持つ博士人材を育成・輩出することで、新たなイノベーションや価値の創出に貢献することを目的としています。具体的には、FS型/SPRING型による経済的支援のほか、自立的なキャリア形成に向け、研究力強化、異分野との連携、およびキャリアパス確保に係る各種プログラムの提供を行っています。

領域リフレーミング(Arena Reframing:AR)双対型博士人材育成 プロジェクト(2024年度~)

本学は、JST「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業(FS)」及び「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の両事業を継承しつつ、2024年度より「領域リフレーミング(Arena Reframing: AR)双対型博士人材育成プロジェクト」を実施します。
当該プロジェクトでは、既存の学問領域や既知の学際的研究領域を独自な視点から捉え直し、多くの知見が出会い生まれる「領域(アリーナ)」の創生することのできる人材を育成・輩出することを目的とします。経済的支援だけでなく、自立的なキャリア形成に向けた、研究力の強化・異分野連携・キャリアパス確保に係る各種プログラム等の提供を行います。

これまでの主な取り組み


  • 経済的支援(研究奨励費(生活費相当額)・研究費(直接研究費)) *2024年度予定

(1)研究奨励費(生活費相当額):年間240万円(月額20万円)
(2)研究費(直接研究費):年額30万円 *別途インセンティブ経費として0~50万円の追加配分を行う場合があります。

様々な博士人材(企業、FA、URA等)によるキャリア講演会、論理的かつクリエイティブな思考や語学力向上セミナー、博士人材と企業とのマッチングイベントを実施しています。

博士研究力強化支援プロジェクト(2024年度~)

本学は、独立行政法人日本学術振興会特別研究員への申請を促進することを目的とし、特別研究員DCに申請して不採用だった個人に対し、研究活動に専念して研究力の向上を図ることができる環境を提供するための経済的支援を実施します。

主な取り組み


  • 経済的支援(研究力強化支援奨学金(生活費相当額))

(1)研究力強化支援奨学金(生活費相当額):年額180万円(月額15万円)

募集情報

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