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特許 情報通信 目標9.産業と技術革新の基盤をつくろう システムデザイン研究科

ユーザダイナミクスの過熱(ネット炎上等)の予測方法

掲載日:

ネット炎上、バズリ、株価変動、トレンド予測

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どんなシーズなの?

本発明は、ネット炎上など、ユーザダイナミクスの過熱を予測する技術に関するものです。

具体的には、左下のグラフに示すように、期間(f)で、所定のキーワードの検索数が爆発的に増加した、つまり、キーワードの対象が炎上したケースを想定します。このケースを、本発明のモデルに適用する(周波数解析を行う)と、各期間(a)~(g)について右下のグラフに示すようなスペクトル(a)~(g)を得ることができます。

これらの結果によれば、炎上した期間(f)に近づくにしたがって、スペクトルにおける低周波領域の強度が大きくなっており、例えば期間(c)の段階で、期間(f)に起きうる炎上を予測できることが分かります。


所定キーワードの検索数における時系列データ


時系列データの各期間におけるスペクトル分布

こんなことに使える!

本発明を利用すれば、ネット炎上等に早期に対処することができ、企業の信用低下等を最低限に抑えることが可能です。

また、人工知能(生成AI)等の技術と組み合わせることで、予測精度の更なる向上が見込めることに加えて、例えば、株価変動の予測、トレンド・流行の予測、ダークウェブの動向推定等、様々な技術分野への応用が期待できます。

こんな研究室です!

本研究室では、ネット炎上の発生原因を工学的に理解し、その発生の抑制を実現する研究に取り組んでいます。

研究者

  • 會田 雅樹 教授

    • システムデザイン研究科

発明の名称

予測システム、予測プログラムおよび予測方法

番号

特願2024-218223

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