お知らせイベント
2025年度出展予定の展示会・イベントのお知らせ<7/23更新>
東京都立大学総合研究推進機構では、本学研究シーズの社会実装を推進するため、産業界の皆様との接点創出の場として、今年度も各種展示会・イベントに出展いたします。
詳細が決まり次第、こちらのページを更新してまいります。研究者自身がブース対応を行うイベントもございますので、研究者とカジュアルな交流を持てる機会として、ぜひ足をお運びください。
大学見本市2025~イノベーション・ジャパン
https://innovationjapan.jst.go.jp/
- 日時 2025年8月21日(木)、22日(金)
- 会場 東京ビッグサイト 西展示棟 西4ホール(東京都江東区有明3-11-1)
出展シーズについて
【1】耐食性と表面機能を両立したAlの新規表面皮膜創製<C-80>
◆ 都市環境学部 環境応用化学科 教授 柳下崇
アルミニウムの陽極酸化で得られるポーラスアルミナは、作製条件を変化させることによって表面構造をナノスケールで精密に制御できるため、表面ナノ構造に由来する機能を発現することが知られています。ポーラスアルミナに耐蝕性を付与する手段として「封孔処理」が一般的ですが、封孔処理によって表面ナノ構造が崩れてしまい、期待する機能を得られない課題がありました。本技術では、表面ナノ構造への保護膜付与と封孔処理を組み合わせることで、ポーラスアルミナの表面ナノ構造による機能性と、耐蝕性の両立を実現しました。
耐食性が求められる環境でも使える! 機能性表面をもつ ナノポーラスアルミナ | 東京都立大学総合研究推進機構 TMU Research Portal
【2】イヤフォン型血圧計<H-54>
◆ システムデザイン学部 情報科学科 助教 佐藤正平
イヤフォン型の血圧計を開発しています。耳の形状による個人差の影響を受けにくい計測手法を採用しており、睡眠時およびリクライニング姿勢で血圧推定精度が最大化されるようにセンサが設計されています。また、従来の類似技術に比べて血液量の変化を捉えることに優れていることが分かっています。±20mmHgの血圧変化に対して5mmHg以下の誤差を目標として開発しています。データの蓄積と機械学習手法の最適化によってさらなる計測精度の向上が期待されます。
高精度な血圧連続測定を可能とする イヤフォン型のウェアラブルデバイス | 東京都立大学総合研究推進機構 TMU Research Portal
※本イベントでは、両日とも研究者がブース対応を行う予定です